[単独インタビュー]入隊1日前 "音楽人生の転機遅くて申し訳ない"

「音楽をするのに大きく成長するターニングポイントであり変曲点になるだろうと思う。」世界的ポペラ・テナーイム・ヒョンジュ(31 ローマ市立芸術大学声楽科客員教授)が13日に入隊する。彼の入隊は多くの人が驚いたニュースだ。有名人の国防の義務が注目されている近頃のような時代に,世界的名声を誇る人物の静かな現役入隊という点でだ。

その上イム・ヒョンジュは入隊を控え、また一つ驚きのニュースを伝えた。それはアジア出身のポペラ歌手として初めてグラミーアワード(Grammy Award)審査委員に就任したということだ。イム・ヒョンジュは10日スポーツ朝鮮との電話インタビューで入隊を前にした心境とグラミーアワード審査委員就任、デビュー20周年などについて静かだか明るく述べた。人生の大きな転機を迎えることになった彼は穏やかで優しい歌声のようにゆったりとしていた。

-まずはグラミーアワード審査委員就任おめでとうございます。 ▶︎デビュー20周年と軍入隊を前に奇跡ともいえる喜ばしい事が起こった。家門の栄光だ。(笑)

一方で重い責任感を感じる。グラミーアワードは"音楽界のアカデミー授賞式"と呼ばれる全世界のミュージシャンたちの夢の授賞式だ。こんな授賞式の各部門の受賞者を決定するのに投票権を行使できることは責任感が重くまた感慨無量だ。 -これまでの音楽人生を認められた心持ちでは。 ▶︎20年の間一つの道を極めたことが報われたような気がする。僕は"またその時に戻りたいか？"と訊かれたら"戻らないだろう。それが最善だった。"と答える時が多くある。一生懸命生きてきたことに対しての報賞のようだ。 -すぐにデビュー20周年だ。感慨も格別のようだが。 ▶︎このようなキャリアに花を添えていただいた気がして感謝だ。感謝という単語が多く浮かび胸が詰まる。また意義深い時を前に入隊できて幸せな人間だ。本当に一生感謝しながら生きなければいけない人間だと思う。 -一番記憶に残るステージや時があるとしたら？ ▶︎何をおいてもノ・ムヒョン(盧武鉉)大統領就任式が一番記憶に残る。僕の人生と音楽人生通して記憶に残る素晴らしい思い出だ。カーネギーホールも記憶に残る。また"千の風になって"をセウォル号事故の追悼曲として献呈し代表曲になったことが意義深いこと。とても感謝している。

-明日が入隊だが、気持ちを訊かないわけにはいかない

▶︎この歳で行くことも申し訳ない。遅くなっての入隊なのに多くの人の話題になること自体恐縮する。 -大韓民国の男子であり音楽家として軍隊がどのような意味になり得るか？ ▶︎多くの影響を与えられ、インスピレーションももらえると考える。12歳でデビューしたため学校もコンスタントに通うことができず、組織の団体行動もしたことがないので、とても良い経験と財産になるだろう。生きて行く上で、音楽をする上で、大きく成長するターニングポイントであり変曲点になるだろうと思う。 -同じ日、親友のグァンヒも入隊だが。 ▶︎グァンヒは論山、僕は坡州だ。グァンヒと同伴入隊を申請したこともないが同じ日に入隊することになった。会うことにしたが、お互いとても仕事か忙しく電話も大変でどうにもならない。 -髪の短い姿が楽しみだ。 ▶︎僕の人生の屈辱黒歴史に残るかと思って非公開入隊したかった。*モリッパルがバレるかと思って。(笑) - 周りではどんな助言をしてくれたか？ ▶︎軍経験者は思ったより大したことでないと言っくれたり、生きていたらこんな経験もできると言ってくれたりもする。助言もありがたい。けれど僕が実際に行ってやってみないとわからないことだろう。 -いつも計画を立て、きちんとこなす話を聞いた。気が早いがもし除隊後の計画を立てているなら？ ▶︎除隊と同時にデビュー20周年年末リサイタルができるのではないだろうかと思う。時間的余裕が無くて全国ツアーはできないがデビュー20周年をそのまま過ごしたらいけなので。貸館の確定はできなかったが世宗文化会館や芸術の殿堂などいつも使っていた場所でする予定だ。 -3月1日、入隊前最後のコンサートで涙を見せたが多くの思いがよぎったようだが。 ▶︎ファンたちの泣いている姿に込み上げるものがあり涙が出た。軍隊に行くので泣いたのではない。20年間とても愛されて、それなりに良い位置で軍隊に行けることがどれほどの祝福だろうか。始めた時でさえもデビュー20年という時間は想像もできなかったのに本当に感謝だった。その感謝に対しての涙だった。 -ファンに言いたい言葉は？ ▶︎いつも真心を尽くしていただき、限りない支持と愛情に感謝したい。僕の国防時計はすぐには過ぎないが、社会にいる方達には1年9ヶ月はすぐ過ぎる。(笑)